格安SIMの申し込みページを見てると、どの格安SIM会社も「最低利用期間」が結構大きめに書いてあり、続いて「解約金」も記載されています。

疑問が出て来ると、格安SIMを使用したら「どんだけ使っても解約金って絶対にかかるのかな?いや、最低利用期間が記載されてるんだからそれはないか。いや、でもどっちなんだろう。迷う。」みたいな事になる事があると思います。

というか私はなりました。

キャリアの2年縛りだと自動更新で解約金を払わずに解約できるのが「契約満了月の翌月のみ」ってのが頭にあったので。

が、大丈夫です。

格安SIMの解約金は、各社で定められている「最低利用期間」を超えれば、その後いつやめてもかかりません。

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格安SIM、格安スマホで解約金、違約金がかかるのは最初の期間のみ

格安SIM、格安スマホで解約金、違約金がかかるのは最初の期間のみです。

格安SIMの「縛り」は最初の最低利用期間のみ、です。

一部にプランによっては例外がある所があるので、詳細の確認が必要になるのは変わりませんが(と言っても特殊なプランなので、自動更新されるプランなのかどうかは申し込む際にすぐ判断できると思います。)、ほとんどの格安SIMでは、最低利用期間を超えれば、その後、どのタイミングでやめても解約金は発生しません。

解約時期考えないと解約金や違約金を必ず払う事になるのか不安・・・。みたいな状態になる事があると思いますが、最低利用期間を超えたならば、その後は解約金は発生しないです。その回線では。

なので、心配しなくてOKです。

格安SIM、格安スマホの最低利用期間は、音声プランの場合は、「6~12ヶ月」の格安SIMが多いです。

データ用プランの場合は、「契約月の月末まで」とか「最低利用期間なし」の所が多いです。

また、中には契約期間の縛りなし、違約金もなしって所もあります。

関連:格安SIMの最低利用期間は音声は6~12ヶ月でデータは契約月の月末が大半

格安スマホで縛りなし、違約金なしの所

格安スマホで縛りなし、違約金なしの所には以下の様な所があります。

  • Yモバイル
  • UQモバイル
  • mineo
  • 楽天モバイル

こういった格安SIM、格安スマホにすれば、解約金の事は考えずに済みます!

ワイモバイルやUQモバイルは速度も問題ない所です。

mineoはシェアに特徴があります。

楽天モバイルは楽天関係のサービスをよく使うならばお得に楽天が使える所なので選択肢になります。

キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)からの乗り換えで使用感をあまり変えたくないって場合には、今はワイモバイルがおすすめです。
ワイモバイルのメリット、デメリットってどんな事!?

格安SIM、格安スマホで解約金や違約金を負担する事になる期間は延びない

また、格安SIM、格安スマホで解約金や違約金を負担する事になる期間は延びないです。

格安SIMで最低利用期間がある所にしたとしても、期間を超えた後、再度のその期間が自動更新されるって事はないです。

超えたならば、その後の利用期間に制限はなく、解約金や違約金の負担なく、いつでもやめられます。

キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の2年間の縛り(基本料金が半額くらいになる定期契約)の様に、自動更新で、解約金発生せずにやめられるのが、2年に一回の契約満了月の翌月とその翌月の2ヶ月間のみって、形にはなりません。

「最低利用期間を超えた後、自動更新して、再度解約金が発生する期間になる」とかはありません。

なので、格安SIMは解約時期に神経使うって事もないです。

最低利用期間を超えてるならば。

キャリアの2年縛りは、「基本料金を半額程度の額にするのに、長期間(2年)使うのに同意する」って状態の契約なので、その途中でやめたら、違約金として、支払いが発生します。

で、2年毎にその「定期契約」を更新するので、2年に一回しか解約金を払わずにやめられる期間がないって状態になります。
(何もしなければ定期契約は自動的に更新されます。)

が、格安SIMの場合は、そういう「定期契約で安くする」って状態になってる所はほぼないので(一部プランにはあります。)、「定期契約」を「自動更新」って事自体がほぼないです。

そもそもが「長く使うのを約束(定期契約)して、基本料金を安くして使う」って状態で契約していないので。

最低利用期間が設定されている格安SIM、格安スマホにした場合でも、解約金や違約金の負担が発生する期間は延びない(1回の契約期間を過ごせばOK)ので安心してOKです。

格安スマホから乗り換える時は残債は一括

格安SIMにスマホ本体とセット(格安スマホ)で加入した場合、最低利用期間を超え~分割払いの終了までの期間に解約した場合には、解約金はかかりませんが、スマホ本体の残りの代金(残債)は、やめた時点で一括で支払う事になるのがほとんどです。

格安スマホからその他の格安スマホ会社に乗り換える時は残債は一括払いです。

格安スマホで端末本体を分割で購入するとしたら24ヶ月払いなので、大概の格安SIMの最低利用期間よりは長いです。

仮に、

  1. 音声プランの最低利用期間が1年(12ヶ月)の格安SIMで
  2. 本体セットを分割で購入して、
  3. 13ヶ月目に解約

ってした場合は、解約金はかかりませんが、スマホの分割代金の残り12ヶ月分は一括でその月の請求で支払う事になります。

※詳細は各社で異なるので本体セットの申し込みの際には確認する様にして下さい。
上記の例は解約時の「本体残債の取り扱い方」で多いパターンです。

どの時点を「1ヶ月目」とするかは各、格安SIM会社で異なるのでこれも確認する様にして下さい。

「加入月の翌月を1ヶ月目」としての最低利用期間◯◯ヶ月って所が多いです。

なので、格安スマホからの乗り換え時には端末本体代が一括になる、って部分については注意しておいて下さい。

解約金はかからず、MNP転出だけ期間が決まってる所なんかもある

また、格安SIMは、音声プラン自体に「最低利用期間」の設定はせず、MNP転出の場合のみに、費用が高くなる期間が設定されている所もあります。
(MNP転出は、番号そのままでその他のSIM会社やキャリアへの乗り換える事です。)

最低利用期間が「音声プラン自体」なのか「MNP転出の場合のみ」なのかは、似た様なもんですが、違い的には、新規の音声プランの契約がしやすいってのはあります。

MNP転出は080、090番号の持ち出しをするって物ですが、使用していた080、090が別に変わってもOKって場合は、MNP転出する必要がなくなります。

=その携帯番号に執着がない場合は、音声プランでも最低利用期間がない様なもんになる。

MNP転出する場合でも設定されている最低利用期間を超えれば通常より高めに設定されていたMNP転出料はかからなくなります。
(通常のMNP転出料に戻る)

「音声プラン」で最低利用期間が設定されている場合よりも、より緩い縛りって感じです。

こうなってる方が便利なのは、「複数の080、090番号が使える携帯回線が必要だけど、その番号をMNPで転出してずっと使うかは確定してない」って場合等です。
(MNP転入はするけれども、その番号はもしかしたら必要なくなる、みたいなパターンも含みます。)

他には、MNP転入でなく、新規契約で、より気軽に音声プランを使いたい!って時なんかにもメリットがある形態です。

同様にその携帯番号に後々も固執しない可能性がある、ので。

格安SIMの解約金や縛りについてのまとめ

って事で、キャリアの時の解約金、違約金を考えると、申し込みの際に心配になる事があるかも知れませんが、格安SIMは、

  • 「最低利用期間」を超えれば解約金は発生しない
  • 「縛り」の期間は最初の最低利用期間のみ
  • 契約自体が「縛りの自動更新」って形じゃない(解約金や違約金を負担する事になる期間は延びない)

って状態で絶対にかかるわけじゃないので安心してOKです。

「最低利用期間」を超えた後は、「どのタイミングでやめても解約金は発生しない」、のが格安SIMです。

また、縛りなし、違約金なし、の所も増えて来たので解約金の事とか考えたくないって場合には、そういった格安SIM会社にすればOKです!

各社の最低利用期間と解約金は以下です。

最低利用期間
又はそれ相当の期間
格安SIM会社 期間内の解約金
なし UQモバイル なし
音声通話プランは、サービス開始月の翌月を1カ月目として12カ月目まで。 BIGLOBEモバイルを見る 期間内は音声通話サービス契約解除料1,000円(税別)
利用開始月を1ヵ月目として6ヵ月目まで。 OCN モバイル ONE 最低利用期間中の解約は解約違約金1,000円
なし Y!mobileを見る なし
利用開始月の翌月末日まで。 IIJmioを見る MNP転出する場合は、音声通話機能解除調定金(12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜)が発生。
なし 楽天モバイル なし

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