格安SIMのシェアプランにしようと思っても、どれにすれば良いのか迷う事があると思うので、容量と月額の比較表と、どこを確認すれば良いのか、を以下に記載します。
家族でシェアプランにする場合には、
- 家族全体でのデータ容量の利用状況はどうなのか
- 「同一住所の」家族なのか
- MNP転入(携帯番号そのままの移行)をする家族が他にもいるのかどうか
- シェアする家族は何人なのか(≒SIMカードは何枚必要なのか)
を確認しておくと、どの格安SIM会社にすればちゃんと分け合う事ができるのかが判断できます。
格安SIMのシェアプランの容量と月額の比較表
とりあえず先に、以下が主な格安SIMでシェアプランのある所の容量と月額等の比較表です。
シェア可能な主なプランの月額 | 格安SIM会社 | データシェアの内容 |
---|---|---|
音声3ギガプラン1600円/月。 音声6ギガプラン2150円/月。 音声12ギガプラン3400円/月。 音声20ギガプラン5200円/月。 音声30ギガプラン7450円/月。 追加音声SIM一枚につき月額900円。 SIMカード追加手数料3000円/枚。 |
BIGLOBEモバイルを見る | 3GB以上のプランで追加SIM4枚までOKで合計5枚まで。 追加SIMはLTE契約者に紐づく家族会員サービスの子会員のみ (家族会員はLTE契約者と生計を共にしている方)。 追加SIM(シェアSIM)のMNP転入可能。 バースト機能× ターボ機能◯ シェアSIMのMNPは名義変更せずに家族の名義のままでMNP可能なのがかなりのメリット |
10GBで3000円/月。 追加音声SIMの月額1150円。 SIMカード追加手数料3000円/枚。 |
OCN モバイル ONE | SIMカードを追加するとシェア可能。 SIMカード最大5枚(追加SIMが4枚までOK)。 バースト機能◯ ターボ機能◯ |
ミニマムスタートプラン 3GB・1600円/月。 ライトスタートプラン 6GB・2220円/月。 ファミリーシェアプラン 12GB・3260円/月。 追加の音声SIM一枚につき月額700円。 追加SIMカード一枚につき手数料2000円。 3GB、6GBのプランの2枚目、10GBのプランの4枚目以降、のSIMカードは一枚につき月額利用料400円。 なので、これらが音声SIMの場合は上記の700円と合わせて1100円/月。 |
IIJmioを見る | 3GB、6GBのプランでは1枚の追加が可能(最大2枚まで)。 12GBのプランでは9枚の追加が可能(最大10枚まで)。 音声SIMは5枚まで。なのでMAXは音声SIM5枚&データSIM5枚です。 同一名義で追加のSIMカードを契約する。 追加SIMのMNPもOKだけど、IIJmioの登録名義とMNP転入する回線の名義は同一の物にしておく必要がある。 バースト機能◯ ターボ機能◯ |
音声3.1GBでシェアだと1700円/月。 音声10GBでシェアだと3060円/月。 シェアプランはないけど余ったデータ容量のシェアができる。 |
楽天モバイル | シェアするには「データシェア」オプションに申し込む。 シェアする人一人一人が月100円かかる。 シェアできるのは前月の繰り越し分 楽天モバイルユーザーなら誰とでもシェアメンバーになれる。 個別契約のため全てMNP可能。 |
au系ならBIGLOBEモバイルやmineoなんかがあります。
家族で分け合い共有して使うならデータ容量の利用状況を確認
格安SIMのシェアプランにして、家族で分け合い共有して使うなら今のデータ容量の利用状況を確認しておいて下さい。
家族全体でのデータ容量の利用状況はどうなのか、です。
格安SIMのシェアパックは、10GBなら10GBを一気に借りて、その容量を家族みんなで分け合ってスマホを利用する事になります。
なので、格安SIMへの乗り換え前に、家族一人一人のデータ容量の利用状況を確認しておくと、どの容量のシェアパックにすればOKかが分かります。
データ量(パケット量)の利用状況は、キャリアの契約でパケット使用量などの項目を確認すると分かります。
1024KB=1MB、1024MB=1GBです。
家族全員の、この◯GBの数値を足した数値以上の「シェアパックの容量」にすれば、格安SIMでも今までと同じ様にスマホを利用できます。
=問題なく、分け合いながらギガを共有して使える
「同一住所の」家族のみで分け合えるシェアプランなのか
また、家族で格安SIMのシェアプランを利用する場合は、「同一住所の」家族のみで分け合えるシェアプランなのかも比較の時に確認しておいて下さい。
格安SIMのシェアプランは、同一住所の家族のみで分け合える所の方が選択肢が多く、同一住所でない場合は選べる所は狭まります。
にしても、選択肢自体はあります。(mineo、楽天モバイル等)
どの格安SIM会社でシェアパックを選ぶとしても、シェア可な家族の範囲に関しての注意事項が記載されているので、詳細は検討する格安会社のHPにて確認して下さい。
格安SIMを家族でシェアして使う場合は他にMNP転入をする家族がいるのかも影響
また、格安SIMにして家族でシェアして使う場合は、格安SIM会社にMNP転入する家族が他にいるのかどうかも選べる格安SIM会社に影響してきます。
「MNP転入」とは「携帯番号そのままでの移行」の事です。→MNPのやり方
というのも、シェアパックの場合、「追加SIM」と言って、契約している人がシェアに含めるSIMカードを追加して利用するパターンが多いのですが、その「追加SIM」がMNPできるかどうかは各、格安SIM会社毎に違うからです。
※追加SIMカードの発行には手数料がかかります。2000円/枚、3000円/枚の所が多いです。
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)からの乗り換えだと、月々サポート系の端末の割引や解約金がかかる時期等との兼ね合いもあるので、家族でも乗り換えるタイミングはバラバラになる場合があると思いますが、その時には「追加SIM」のMNP転入が可能な格安SIM会社を選ぶ様に注意して下さい。
でないと、シェアパックでお得にしたいのにできなくて、自分が移行するとかになって、再度MNP転出費用もかかりますし、時期によっては解約金がかかる事もあるので。
(※格安SIMにも解約金がかかる「最低利用期間」という物があります。)
BIGLOBEモバイル、OCNモバイルONE、IIJmio等はちゃんと追加SIMにMNP転入ができます。
また、追加SIMのMNPをする場合は、大概、「主回線契約者」と名義を合わせておく必要があるのですが、「BIGLOBE SIM(BIGLOBE mobile)」の場合は「MNPをする家族の名義を主回線契約者と合わせる必要はない」です。
名義変更する事なしに家族の携帯番号のMNPが可能な珍しい格安SIMです。
その面でBIGLOBE SIM(BIGLOBEモバイル)は、かなりの特徴があります。
関連
容量をシェアする家族は何人なのか(≒SIMカードは何枚必要なのか)
また、確認事項が多くて大変ですが、格安SIMのシェアプランを選ぶ時には「何枚のSIMカードまで発行できるのか」も申し込む前に確認して下さい。
これは、容量をシェアする家族は何人なのかに影響します。
スマホ一台につき、最低一枚のSIMカードが必要です。
家族で容量をシェアするんだったら、家族の人数分の「SIMカード」が必要になるので、その枚数がちゃんと発行できる格安SIM会社のプランを選ぶ様にして下さい。
枚数は、格安SIM会社によって違うだけではなく、同じ格安SIM会社でも、選ぶプランによって変わってきます。
契約するプランの容量が多くなるにつれ、枚数も多くなる所が多いです。
BIGLOBEモバイル、OCNモバイルONEは家族5人、IIJmioは6GBまでは家族2人、12GBのプランなら家族5人で容量をシェアできます。
同じ格安SIM会社ならば、後々プラン変更(契約プランのGBを変更)をする事も容易です。
家族で使うシェアパックを選ぶ時の確認事項のまとめ
まとめると、家族で使う格安SIMのシェアパックを選ぶ時は、
- 家族全体でのデータ容量の合計
- 「同一住所の」家族なのかそうでないのか
- 他にもMNP転入する家族がいるのかどうか
- シェア可にしたいSIMカードは何枚なのか
を確認して選ぶ様にして下さい。
また、格安SIMのシェアパックの注意事項としては、シェアパックは一月分をまとめて借りて(10GBなら10GBを一気に借りて)、それをシェア可なSIMカードで利用するって使い方なので、データ量を気にしていないと割りと速い段階で全てを使い切っちゃう事があるという事です。
契約している容量を使い切ったら、制限された通信速度での利用になります。
なので、利用する際はデータ通信量を気にする様にして下さい。
そういう意味では、バースト機能やターボ機能がある格安SIM会社にしたり、個別に契約して「◯◯MB/日コース」等がある所にしたり、データ繰越がちゃんとある所にしたりするっていうのも選択肢になります。
また、格安SIMにする場合には、キャリアの時に大概付属していた「家族間通話が無料」はなくなる事にも注意して下さい。
LINE電話やFaceTimeオーディオ等のネット経由での電話を多用する様にして下さい。
ただ、こっちも長電話になると結構データ容量を使用するので、LTEや3Gの時は長電話しない様にして、Wifiの時の利用に努めるとかって意識は必要になります。(短時間の電話なら外出先でもデータ容量はそんな気にする必要はないです。)
また、シェアはないですが、家族で使うなら、家族割の額が大きいUQモバイルやワイモバイルで固めるのもアリです。
次ページ→家族でシェアする時の格安SIMの月額(5人・4人・3人の場合)
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