キャリアのスマホから格安SIMに乗り換えるのを検討している場合は、先に今のスマホの契約内容を確認しておくと、
- どの容量の格安SIMのプランにすれば良いか
- そもそも格安SIMにしない方が良いのかどうか
- いつ格安SIMに乗り換えれば良いのか
等が分かります。
各キャリアの利用料金や内訳の確認の仕方
各キャリアの利用料金や内訳の確認の仕方は以下です。
- ドコモの場合:「My docomo」や「お客様サポート」にて確認
手順の詳細ページ:docomo|ご利用料金の確認とは - auの場合:「auお客さまサポート」で確認
手順の詳細ページ:au Q&Aプラス|前日までの通話料・データ通信量/過去のデータ通信量を確認したい - Softbankの場合:My SoftBank→オンライン料金案内にて確認
手順の詳細ページ:Softbank|毎月の請求額などの利用料金を確認する方法を教えてください。
格安SIMに乗り換える前に今のスマホの契約内容で確認しておく項目
格安SIMに乗り換える前に確認する項目は以下の部分です。
- データ通信量
- 契約時期や端末本体の割引の残り
- 月々の支払い額
- ポイントの残額
特に重要なのはデータ通信量の項目です。
データ通信量が格安SIMの「容量選びでの目安」になります。
データ通信量
データ通信量の項目には、その月の使用データ量が記載されています。
メールやネット検索、動画再生(動画のデータを受信しての再生)等々、キャリアの回線で、ネット関係で必要になったデータの諸々の合計です。
ここの数字が格安SIMの容量の◯◯GBプランを選ぶ時の目安になります。
上記の数値にはWIFI接続時の物は含まれていません。なので、よくネットする場合でもWifiで接続してる事が多い場合は、この「データ通信量」の項目の数値は少ない事があります。=格安SIMでも容量少ないプランでOK。
格安SIMにしたとしてもWifi接続時の物は、合計使用容量から引かれないので(格安SIM会社は関係ない部分なので)考えなくてOKです。
データ通信量の項目には、スマホの上の部分に「LTE」と出ている時や「3G」と出ている時に、使用したデータ容量が記載されています。
格安SIMにした場合も「LTE」や「3G」と出ている時にネット接続した物が、月々のデータ容量に関係があります。
格安SIMのプランには1GBまでの物や3GBまでの物など色々と種類があるので、この「データ通信量の項目」を超えている物を選ぶ様にすれば、格安SIMでも今までと同じ様に使用できます。
格安SIM会社は残ったデータ容量が翌月まで繰り越せる所が多いです。
また、ギリギリ足りないとかの場合も、今までよりもちょっと気をつける様にすれば今までと同じ感覚で使えます。
とりあえずここの「データ通信量」の部分はメモっておいたりスクリーンショットを撮っておいて下さい。
(iPhoneの場合は電源ボタンとホームボタンの同時押しでスマホに写っている画面が保存できます。)
何ヶ月分か確認できるので、平均と最大は分かる様にしておいて下さい。
また、格安SIMには「シェアパック」というので、同一住所の家族で分けあって利用できるのもあります。
家族で一気に格安SIMに乗り換える場合も、家族一人一人の「データ通信量」をメモっておいて、合計の「データ通信量」を出しておけば、ちゃんと今までのスマホ利用状況のままで安くできるプランはどれなのかが判断できます。
128パケット=1B(バイト)で、1024B=1KB(キロバイト)、1024KB=1MB(メガバイト)、1024MB=1GB(ギガバイト)です。
シェアパック等でデータを分け合えるのは以下の格安SIM会社です。
シェア可能な主なプランの月額 | 格安SIM会社 | データシェアの内容 |
---|---|---|
音声3ギガプラン1600円/月。 音声6ギガプラン2150円/月。 音声12ギガプラン3400円/月。 音声20ギガプラン5200円/月。 音声30ギガプラン7450円/月。 追加音声SIM一枚につき月額900円。 SIMカード追加手数料3000円/枚。 |
BIGLOBEモバイルを見る | 3GB以上のプランで追加SIM4枚までOKで合計5枚まで。 追加SIMはLTE契約者に紐づく家族会員サービスの子会員のみ (家族会員はLTE契約者と生計を共にしている方)。 追加SIM(シェアSIM)のMNP転入可能。 バースト機能× ターボ機能◯ シェアSIMのMNPは名義変更せずに家族の名義のままでMNP可能なのがかなりのメリット |
10GBで3000円/月。 追加音声SIMの月額1150円。 SIMカード追加手数料3000円/枚。 |
OCN モバイル ONE | SIMカードを追加するとシェア可能。 SIMカード最大5枚(追加SIMが4枚までOK)。 バースト機能◯ ターボ機能◯ |
ミニマムスタートプラン 3GB・1600円/月。 ライトスタートプラン 6GB・2220円/月。 ファミリーシェアプラン 12GB・3260円/月。 追加の音声SIM一枚につき月額700円。 追加SIMカード一枚につき手数料2000円。 3GB、6GBのプランの2枚目、10GBのプランの4枚目以降、のSIMカードは一枚につき月額利用料400円。 なので、これらが音声SIMの場合は上記の700円と合わせて1100円/月。 |
IIJmioを見る | 3GB、6GBのプランでは1枚の追加が可能(最大2枚まで)。 12GBのプランでは9枚の追加が可能(最大10枚まで)。 音声SIMは5枚まで。なのでMAXは音声SIM5枚&データSIM5枚です。 同一名義で追加のSIMカードを契約する。 追加SIMのMNPもOKだけど、IIJmioの登録名義とMNP転入する回線の名義は同一の物にしておく必要がある。 バースト機能◯ ターボ機能◯ |
音声3.1GBでシェアだと1700円/月。 音声10GBでシェアだと3060円/月。 シェアプランはないけど余ったデータ容量のシェアができる。 |
楽天モバイル | シェアするには「データシェア」オプションに申し込む。 シェアする人一人一人が月100円かかる。 シェアできるのは前月の繰り越し分 楽天モバイルユーザーなら誰とでもシェアメンバーになれる。 個別契約のため全てMNP可能。 |
格安SIMのデータ容量は3GBあれば大概の人はOKです。
1GBでOKなぐらいしか使っていない人も多いです。→格安SIMのデータ容量で迷った時のギガ数の目安は3GB
契約時期や端末本体の割引の残り
また、契約内容を確認しておくと、契約時期で解約金がかからない月はいつなのかが分かり、端末本体の割引サービスがいつ終了するのかも分かります。(ドコモの場合は「月々サポート」という名称)
乗り換える時はこれも確認しておいて下さい。
分割購入で本体代金の支払いがかなり残っている場合は、解約で消える端末の割引分を考えると格安SIMにしてもすぐにはメリットがあんまないので、ある程度消化してから変更って判断したりするのも良いと思います。
解約後も端末代金の分割払いはどこのキャリアも可能です。今までと同じ支払い方法での請求が解約後も続きます。
(一括で払い終えちゃう様にする事も可能です。)
月々の支払い額
また、スマホの月額に今いくらかかっているのかも確認しておいて下さい。
格安SIMに変更した時との差が分かると、調べ始めて乗り換え手続きが面倒に感じたとしても実際に変更しやすくなるので。
実際難しい部分はないですし、乗り換え時期等をミスってもそんな差はないです。
ポイントの残額
あとは、キャリアをやめて格安SIM一台にする場合には、ポイントがめっちゃ溜まっているならば、使っちゃっといて下さい。
解約したら失効するので。
キャリアの公式HPにいけばポイントが使用できる物が分かります。
二台持ちにする場合は、ガラケーの頭金に当てられますし、ポイントも失効しないので無理して使わなくてもOKです。
通話時間は懸念じゃなくなった
以前は通話時間は格安SIM移行にあたっての確認事項として大きい物だったのですが、今は格安SIMにも「10分かけ放題」のオプション↓がほぼほぼあります。
なので、電話関係は乗り換えにあたっての懸念ではなくなりました!
電話代がお得になるアプリ やサービスの名称 |
電話代がいくらになるか | 格安SIM会社 |
---|---|---|
かけ放題オプション 通話パック |
10分以内の電話なら何回でもかけ放題の「10分かけ放題」月700円 月60分の通話パック月500円 |
UQモバイル |
BIGLOBEでんわ | 10円/30秒。+830円/月で、10分以内の電話なら何回でもかけ放題の「10分かけ放題」も。 1,800円分の通話(最大90分)が月額830円で利用できる「通話パック90」も。 +650円/月で、3分以内の電話なら何回でもかけ放題の「3分かけ放題」も。 1,200円分の通話(最大60分)が月額650円で利用できる「通話パック60」も。 |
BIGLOBEモバイルを見る |
050 plusセット割 | 「050 plus」の月額基本料が150円(税込162円)通常の半額。携帯電話(国内)1分約18円。固定電話(国内)3分約8円。 +850円/月で、10分以内の電話なら何度でもかけ放題の「10分かけ放題サービス」も。 |
OCN モバイル ONE |
みおふぉんダイアル | 通話料が50%OFF。10円/30秒。 「+830円/月で10分以内かけ放題」や「+600円/月で3分以内かけ放題」の「通話定額オプション」も。 |
IIJmioを見る |
楽天でんわ | 10円/30秒。+850円/月で、10分以内の電話なら何度でもかけ放題の「10分かけ放題オプション」も。 | 楽天モバイル |
どの容量を選べば良いか迷う時のまとめ
という事で、格安SIMを選ぶ時にどの容量のプランにすれば良いか迷う事があると思いますが、
ので、今のスマホの契約内容を確認しておくと、どの格安SIMのプランが自分に適しているのかが判断できる様になります。
また、格安SIM会社を選ぶ時は、ちゃんと自分が持ってるスマホが使える所なのかどうかも確認する様にして下さい。
持ってるスマホが使えなかった場合には、どれかのパターンで新しく自分で用意する必要があります。
次ページ→今持ってる自分のスマホが格安SIMの対応端末なのかどうかの確認方法
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