格安SIMは、ドコモやau、ソフトバンクの中古のスマホも使用できます。
ドコモやau、ソフトバンクの中古スマホを格安SIMで使いたい時に確認しておきたいのは、以下です。
- SIMロックが解除されているかされていないか
- 回線が合っている格安SIM会社か(のが楽)
- 動作確認済み端末にあるかどうか
- 「ネットワーク利用制限」の対象でないか
SIMロックが解除されているかされていないか
格安SIM用に中古のスマホを購入する場合には、SIMロックが解除されているかされていないかを確認して下さい。
SIMロック解除されていれば、「SIMフリー」になっています。
なので、これから中古スマホを買うならば、基本的には、SIMロック解除済みのスマホを購入するのが良いです。
もしくは、今はSIMロックがされている端末であってもキャリアのショップに行って手数料払えば解除できる事もあるので、一応SIMロック状態の中古スマホも選択肢にはなります。
ただ、手数料かかるのでSIMフリー化されている物を買うのを推奨です。
SIMロックされている場合でも使える
SIMロックされている場合でも使える事は使えます。
ただ、以下の状態になってるので格安SIMで選べる回線種別が限定されてしまいます。
- ドコモで販売された端末でSIMロックされている→ドコモ回線の格安SIMのみが選択肢になる
- auで販売された端末でSIMロックされている→au回線の格安SIMのみが選択肢になる
なので、中古端末を買う場合はSIMフリーかどうか(SIMロック解除済みかどうか)を確認して下さい。
端末と回線を合わせる(のが楽)
格安SIM用に中古のスマホを購入したり、キャリアの中古の端末をもらったから格安SIMで使いたいって場合は、購入した端末を販売していたキャリアと回線を合わせるのが一番楽です。
- ドコモから販売されたスマホを買った→ドコモ回線の格安SIMにする。
- auから販売されたスマホを買った→ au回線の格安SIMにする。
- ソフトバンクから販売されたスマホを買った→ ソフトバンク回線の格安SIMにする。
こうするのは、ネット接続できるエリアとそのエリアでの最大通信速度に関係して来るためです。
回線が利用しているバンドと、スマホが対応しているバンドが一致していないと、そのバンドでネット接続できるエリア・通信速度が最大化されるエリアで、ネット接続できない等があるためです。
例:回線のバンドがA、B、C、スマホがバンドBに対応していない→バンドBのみ繋がるエリアではネット接続ができないorバンドBとバンドCを使うエリアではバンドCのみでの利用になる
とりあえず、回線は合わせる方が懸念少なく使えるって感じです。
ただ、iPhoneはどこのキャリアで販売された物でも同様の性能で、どこのキャリアもiPhoneを販売しているので、SIMフリー化されている場合はどのキャリアのiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X等々を買った場合でも、どの回線の格安SIMでも使えます。
動作確認済み端末から買う
また、格安SIM会社のHPに行けば、「動作確認済の端末」が掲載されているので、今から中古スマホを購入する場合はその中から選ぶ様にして下さい。
「動作確認済の端末」にないスマホを使用しても、回線が合っていたら使える事はありますが、使えない事ももちろんあるので。
譲ってもらったり、もらい受けたスマホを使う場合は、逆に、「動作確認済み端末」のページにそのスマホがある格安SIM会社の中から選ぶ事になります。
中古スマホは「ネットワーク利用制限」に注意
ドコモやau、ソフトバンクの中古スマホをこれから買う場合は、「ネットワーク利用制限」がされていないかどうかに注意して下さい。
ネットワーク利用制限は、キャリア(ドコモやau、ソフトバンク)が自社のシステムに携帯の製造番号を登録して、通話や通信の利用を制限する物です。
具体的には以下の様な携帯・スマホが「ネットワーク利用制限」の対象として登録されます。
「ネットワーク利用制限」の対象となる携帯電話機
- ドコモショップなどの販売店での窃盗(盗難)や詐欺などの犯罪行為により、不正に入手された携帯電話機
- 本人確認書類偽造や申込書の記載内容(お名前、住所、生年月日など)に虚偽の申告が含まれているなど、不正な契約により入手された携帯電話機
- ケータイ補償サービスにより、補償対象となった旧携帯電話機
※ 一度ネットワーク利用制限を実施した携帯電話機の利用制限解除はいたしませんので、オークションや中古市場でご購入いただく場合は、ご注意ください。
「ネットワーク利用制限」の対象の中古スマホを購入するとドコモ回線やau回線、ソフトバンク回線が使えません。=格安SIMで使えない。
これは、格安SIMのSIMカードを挿しても通話やデータ通信(ネット接続)ができないスマホです。
なので、これから中古スマホを購入する場合は、「ネットワーク利用制限」の確認が必須です。
ちゃんと使える中古端末なのかの確認の仕方
キャリアの回線がちゃんと使える中古端末なのかは、キャリアの確認サイト↓で製造番号を入力すれば分かります。
通販などの場合は、大概商品ページに「製造番号」の記載があります。
それを上記のキャリアのHPで打ち込んでちゃんと使えるスマホなのかを確認します。
製造番号が記載されていない所でも、端末交換の「保証」がされている所もあります。
製造番号が記載されてなくて前もって確認できなかったり、保証もないって場合は、安くても避けた方が良いかと思います。
キャリアのHPにも記載されていますが、特にオークション等、個人間でのやり取りの場合は注意して下さい。
実際に手元に届いた後「ネットワーク利用制限」されてる事が分かったとしても、やれる事が限られちゃうので。
白ロム・赤ロム
ちなみに、「ネットワーク利用制限」が、
- されていない中古スマホ→白ロム
- されている中古スマホ→赤ロム
って呼ばれます。
中古スマホの商品ページに上記の単語が記載されている事が多いのですが、「白ロム」が格安SIMでもちゃんと使える中古のスマホの事で、「赤ロム」が正常に利用できない中古のスマホの事です。
手元にあるスマホの製造番号を確認するには?
手元にあるスマホの「製造番号」の確認の仕方も上記のキャリアの確認ページに記載されています。
- スマホのバッテリーを外した所に記載されている「製」または「IMEI」の後の15桁の数字を確認する。
(電源を落とした状態で確認します。) - スマホの電源が入っている状態で*#06#と入力→画面へ表示される機種もある。
中古スマホはどこで買える?
中古スマホは、ネット通販でも買えますし、リサイクルショップ等の実店鋪でも購入できます。
通販では、中古スマホを専門で販売している所なんかありますし、大手の通販ショップにも中古スマホを取り扱っている所もあります。
また、格安SIM会社にも新古品(「誰も使ってないけど、キャリアから買い取ったスマホ」です。一応中古のくくりです。車などと同じです。)を販売してる所もあります。
中古のスマホを格安SIMで使いたい場合のまとめ
まとめると、格安SIMでキャリアの中古スマホを使う場合は、
- SIMロック解除されている物にする
- 選ぶ格安SIMとそのスマホが販売されていた回線を合わせる(のが楽)
(iPhoneはどこでも大丈夫です。) - 格安SIM会社のHPにある「動作確認済み端末」のページに載っているスマホから買うのが無難
- 購入時には「ネットワーク利用制限」の端末(赤ロム)に注意
ってのに注意しながら、中古スマホを購入したり、利用する格安SIM会社を選ぶって感じになります。
主な格安SIM会社の使用回線は以下です。
各社の使用回線と3GBの月額比較表
回線 | 格安SIM会社 | 音声3GBの月額 |
---|---|---|
au | UQモバイル | 1980円 WiMAXと併用すると1680円 2回線目以降は1480円 |
ドコモまたはau ※au回線はSIMフリーVoLTE対応端末のみ |
BIGLOBEモバイルを見る | 1,600円 |
ドコモ | OCN モバイル ONE | 1,600円(110MB/日コース≒3GB/月) |
ワイモバイル | Y!mobileを見る | 半年間:1980円 それ以降:2680円 (10分かけ放題付き) おうち割(光回線と併用)で月500円割引 2回線目以降は、 半年間:1480円 それ以降:2180円 (10分かけ放題付き) |
ドコモまたはau ※au回線はSIMフリーVoLTE対応端末のみ |
IIJmioを見る | 1,600円 |
ドコモまたはau | 楽天モバイル | 1,600円(3.1GB) または 1年目:1480円/月 2年目:2980円/月 (10分かけ放題付) のスーパーホーダイ (2GB) |
また、格安SIM用に安くスマホを用意したいって場合は、中古端末だけでなく、「格安スマホ」ってパターンもあります。
格安スマホはSIMとセットで販売されているスマホの事です。
→格安スマホと格安SIMの違いは「スマホ本体」か「SIMカード」か
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