3大キャリア(docomo、au、softbank)で使ってる携帯回線を解約して、格安SIMに乗り換える際は、

  • キャリアメールが使えなくなる
  • 解約金が発生したり端末本体代金の割引が消える

事に注意して下さい。

キャリアメールが使えなくなる

キャリアを解約して、格安SIM・格安スマホに乗り換える際は、今までのキャリアのメールアドレス(キャリアメールと言います。)が使えなくなる事に注意して下さい。

解約なので、

  • @docomo.ne.jp
  • @ezweb.ne.jp
  • @softbank.ne.jp

のメールアドレスは使えなくなります。

なので、乗り換え前に、Gmail等の「メールアドレスを作成できるサービス」で新たなアドレスを用意しておき、解約する前に知り合いに伝えておく必要があります。

携帯のメールアドレスは、迷惑メール対策でキャリアが最初からPCのメールの受信を拒否する設定にしていたり、自分自身でPCメールを受信拒否の設定にしている方も多いです。

なので、作成したメールアドレスの受信許可設定をしてもらう様伝えておく必要があります。

キャリアの携帯から格安SIMに乗り換える時は、ここが一番のネックと言える様な所です。

逆に、キャリアメールが使えなくなっても全然OK!って場合は、ネックはほぼないです。

私は長年使っててアドレスをどこに登録したか分からないのと、確認が面倒&モレが怖いので、2台持ちのメリットもあるって事で、キャリアメールが残せる2台持ち(ガラケー&スマホは格安SIMでの利用)にしました。キャリアメールを捨てたくなかったので。

ガラケーの方で今までのメールアドレスを使用します。

格安SIM一台にする場合は、キャリアメールを残す方法はないので注意して下さい。

その場合は上述した様に他にGmail等のフリーメール等々でメアドを作成しておき、必要な人にはちゃんと伝えておくのが必要になってきます。

格安SIM乗換でキャリアメールからのメアド変更を連絡する際に送る文

解約金が発生したり端末本体代金の割引が消える

キャリアの携帯回線を解約する際は、解約金が発生したり端末本体代金の割引が消えるので、そこにも注意が必要です。

解約金

解約金が発生する時期があります。

基本使用料が半額になる物等に入っているとやめる時期によっては解約金が発生するのですが、半額なので大概の人が入っています。なので、ほとんどの人が時期を確認しておかないと解約金が発生します。

解約金が発生しないのは2年に1回の1ヶ月だけです。(2年縛り)

解約金はドコモなら9500円+税です。

端末代の割引が消える

また、キャリアで携帯本体(スマホ本体)を購入している場合は、大概毎月の割引がついているのですが(ドコモの場合は「月々サポート」という物)、解約する際はこの割引も消えます。

あくまでも回線を利用しているなら、キャリア側が本体代金の大部分を負担しますよってサービスなので。

月々サポートはこんな感じで明細に書かれている物です。
月々サポートの明細の画面

今のスマホを購入してから2年経っているなら、月々サポートは気にしなくてOKです。

解約金が発生したり、割引が消えて端末代金の大部分を払う事になるって事があるので、解約する時期は一応注意した方が良いです。
(解約後も分割で支払っていく事は可能です。一括にする事も可。)

関連:ドコモから格安SIMに乗り換えるタイミングはいつ?

ただ、格安SIMに乗り換えたらすぐに追い付いてプラスに転じる部分ではあります。

「解約金」って聞くと、かなり気になりますが、それでも9500円+税です。

格安SIMに変えたら月々4000~6000程度月額が抑えられる事が多いので、「解約金」が発生したとしても、そこまで気にしなくて良いとは思います。

また、解約金だけでなく、他の支払いも発生します。番号そのままでの乗り換え(MNP)自体も3000円程度、契約事務手数料3000円などなど。

と言っても、格安SIMのメリットを考えればすぐプラスに転じる程度の支払いです。

音声プランの1GB、3GBだとどこ選んでも表ぐらいの月額になるので。

音声1GBの月額 格安SIM会社 音声3GBの月額
なし UQモバイル 1980円
WiMAXと併用すると1,680円
2回線目以降は家族割で1480円
1,400円 BIGLOBEモバイルを見る 1,600円
6GBを2人でシェアなら
一人1525円
なし OCN モバイル ONE 1,800円(3GB/月コース)
1,600円(110MB/日コース)
なし Y!mobileを見る 半年間:1980円
それ以降:2680円
(10分かけ放題付き)
おうち割(光回線との併用)適用で
半年間:1480円
それ以降:2180円
2回線目以降は家族割で
半年間:1480円
それ以降:2180円
なし IIJmioを見る 1,600円
なし 楽天モバイル 1,600円(3.1GB)
または
1年目:1480円
2年目:2980円
(2GB、10分かけ放題付)

今までと同じ使い方だと電話代が高くなる(無料や上限がなくなる)

また、キャリアから格安SIMに乗り換える際は、今までと同じ使い方だと電話代が高くなる事にも注意が必要です。

家族間も無料じゃなくなる

上記の「2年縛り」には、家族割(ファミ割)という物があり、上述した様に大概の人が入っています。

これは基本料金が半額になり、更に家族間の携帯での通話が無料ってサービスもついてます。

080、090番号で家族と電話していた場合は、この「家族間の電話が無料」になっているのを知らなくても、無料になってて全然携帯代が高くならないので意識せずにバンバン電話してるって事があります。

もちろん同じキャリアの家族への通話が無料なので知らなくても何も問題ありません。

が、この場合、格安SIMに乗り換えた際に今までと同じ感覚で家族にかけると電話代が大変な事になるので注意して下さい。

もう無料じゃなくなるので。

自分からだけじゃなく、格安SIMにした自分の携帯番号に親や兄弟が電話して来た場合も、発信側が高い電話代で話す事になります。

なので、電話がかかっても出ない、もしくは、ちゃんと伝えておいて、その他の方法で電話する様にして下さい。

LINEやってないなら始めてもらってLINE電話にするとか、その他IP電話系のサービスを利用するとか。

同じキャリアの無料もなくなる

また、格安SIMは電話かけ放題プランがある所は今の所少なめなので、090、080番号で自分からよく電話をかける、という場合も乗り換えの際は注意が必要です。

番号そのままで格安SIMに移行(MNP)して、今までと同じ感覚で電話をすると高い通話代金が上限がない状態で請求されます。

というのも、これも上述した家族割と同じ様な事なのですが、同じキャリアだったら通話が無料というサービスもキャリアによってはあるので、知らず知らずの内に勝手に電話代が抑えられてたって事があるからです。

仕事で電話の時もたまたま同じキャリア同士で無料になってた、とかがあります。

キャリアをやめて格安SIMにしたらそこの部分はなくなり、普通に請求されるので注意が必要です。

とりあえず、格安SIMにした場合は、080、090番号での電話の時は注意する、のが重要です。結構な月額を請求されないためには。

LINE電話(LINEのユーザー同士が無料)やFaceTimeオーディオ(iPhone同士が無料)等々のIP電話を多用する必要があります。

固定電話等へ電話する際も、LaLa Callだったり、LINE Out等、通話料が安い電話手段を用意しておく方が電話しやすいです。

その他の注意点

その他の注意点としては、キャリア独自の決済サービス(docomoケータイ払い、とかauかんたん決済とか)や、貯まっているポイントの失効、また、選ぶ格安SIMによっては乗り換え時に電話の不通時間がある(と言っても乗り換え時のみでかなり短いです)という事です。

また、格安SIMのプランは、080、090の携帯番号を使う場合には、音声通話付きプランを選ぶ様に注意して下さい。データ用プランではなく。

クレカ作るならJCBカードWやエポスカードがおすすめです。

キャリアから格安SIMに乗り換える時の注意点のまとめ

という事で、3大キャリアの携帯回線を解約して格安SIMに乗り換える時の主な注意点は、

  • キャリアメールが使えなくなる(→知り合いに代替のメアドを連絡しておく)
  • 解約金が発生したり、月々サポートが消える(→どちらも終了時期を確認しておく)
  • 080番号090番号での電話の無料サービスや上限がなくなる(→080、090番号を使う場合はかなり注意する)

事です。

電話代の部分は、上述した様に、格安SIMでアプリ等を使えばある程度は解決できますが、キャリアメールや端末代の毎月の割引がなくなるって部分はどうしようもないです。

また、格安SIMに乗り換える事にした場合は、今持ってるスマホが格安SIM会社の対応端末なのかどうかの確認も先にしておいて下さい。

使えなかったら格安SIMで使う用に新たにスマホを用意する必要が出て来るので。

あと、確認事項が多いですが、乗り換え前に今のスマホの契約内容を確認しておいて下さい。

今までの利用状況が、格安SIMの容量(~◯GBプラン)を選ぶ時の目安になります。

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