キャリアを解約して格安SIMへの乗り換えを考えてる場合、「SIMロックを解除すれば手持ちのスマホをそのまま使えるの?」って疑問が出ると思います。

というか、私は出ました。

そのためにSIMロック解除できる様になったんじゃないの?って思ってたので。

その時に、調べたのですが、格安SIMに乗り換える時にSIMロックを解除するのは、必須ではないし、「解除できる様になったけど今の所あんまり意味ない」ってのが分かりました。

SIMロック解除ができる機種も限られていますし、SIMロックを解除できる機種だとしても「通信方式」と「対応周波数帯」の問題があるので、今の所はあんまり意味がないです。

私は、ドコモで買ったiPhone 5sを「DMMモバイル」や、「mineo」、「DTI SIM」等で使用してきていますが、SIMロックは解除していないまま使えてます。

SIMロック解除ができる機種が限られている

「SIMロック解除の義務化」って言うと、全てのスマホがSIMロック解除できる!って感じる事があると思いますが、そうではなく、SIMロック解除できる機種は限定されています。

で、スマホでSIMロック解除できる機種は割りと最近の物だけなので、義務化されたけれども、今の所はあんまり意味がないって状態になっています。格安SIMで使うためって目的からすると。

以下が、各キャリアのSIMロック解除対応機種が記載されているページです。

ドコモはSIMロック解除できなくても、格安SIM会社はドコモ回線が多いため、今のスマホが使える余地はかなりありますが、他2社は買い替えの必要性が出て来たりもします。

auは一部の格安SIM会社で使えますが、ソフトバンクは今の所「ソフトバンク回線」を使用している格安SIM会社がないため、格安SIMを利用するには、手持ちのスマホでない物を使わざるを得ない事が多いです。

上記のページのSIMロック解除対象機種でない場合は。

で、仮にSIMロック解除対象機種であっても、以下の「周波数帯」と「通信方式」の問題があるため、快適に利用できない事があるので、SIMロック解除できる様になったけど人によっては今の所あんまり意味がないって状態になっています。

SIMロック解除は他の会社のSIMカードを使用するためだけども。

SIMロック解除は、「他の会社のSIMを認識しないようにする制限を解除する」事です。

が、キャリアで購入したスマホは、「そのキャリアでの利用に最適化」されています。

対応している「周波数帯(ネットできるエリアや速度に影響)」や、「通信方式(090、080番号等での音声通話に影響)」がそのキャリアでの利用に最適化されています。

そのキャリアで買ったのに、そのキャリアで快適に使えなかったら話にならないので。

で、この「最適化」が、SIMロックの解除をしてもあんま意味ない事に繋がります。

通信方式が違うと音声電話が快適にできない

スマホが対応している「通信方式」と、キャリアやMVNO(格安SIM会社の事)で使用されている「通信方式」が違うと音声電話(090、080等の番号での電話)ができません。

ドコモはW-CDMAと言うもの、auはCDMA2000と言うもの、ソフトバンクはW-CDMAと言うものです。

格安SIMは今の所大半がドコモの回線を利用しています。

なので、音声電話をするにはスマホの通信方式がドコモと同じW-CDMAになっている必要があります。

なので、au(CDMA2000)で購入した端末は、SIMロックを解除しても、格安SIMでドコモの回線の所(W-CDMA)では電話できません。

ドコモで買った端末の場合は、格安SIMにしても回線が同じドコモなので、そもそもSIMロック解除する意味合いはほぼないです。

ロックを解除しなくてもそのまま使えます。

auで端末を買った人が、一部ある「au回線を使う格安SIM会社」を利用する場合でも、SIMロック解除をする必要がありません。

最初au、で、次もau、なので。

ドコモの人がSIMロック解除してau回線の格安SIMで使いたいという場合も、通信方式が違うのでau回線では音声電話ができません。また、auで購入した端末でもau回線の格安SIM利用で一部機能が制限されたりする事もあります。

で、残るソフトバンクですが、こっちは「対応バンド」の方で少しだけ問題が出て来ます。

周波数帯が違うとデータ通信できる所が制限される

キャリアで買ったスマホは、上述した通信方式(電話関係)と同様に、「対応バンド(周波数帯)」もそのキャリアでの利用に最適化されています。

対応バンド(周波数帯)はネット通信ができるエリアや、ネットの通信速度に影響があるものです。

周波数帯は複数あり、種類によってLTEなのか、3Gなのか、通信できるエリアが広いのか等の違いがあるのですが、どの周波数帯を使用しているか※はキャリア毎に違います。

※関連「自分の地域でLTEが快適なSIMフリースマホ選び!

なので、ソフトバンクの人が、SIMロックを解除して、格安SIM会社のSIMカード(ドコモ回線のSIMカード)を入れると、音声通話はできるけど、最大の通信速度で使える所やちゃんと繋がる所がちょい狭まるって部分があります。

と言っても機種によってはあまり影響出ない物もありますが。

また、そもそもとして「SIMロック解除」ができる機種自体も限られてるって面があります。

ソフトバンクで買ったiPhone 6s等はSIMロック解除対象機種なので、SIMロック解除をすればドコモ回線の格安SIMで使えます。

auの人は、ドコモ回線を利用している格安SIMの場合は、音声通話ができず、ネットできる所も限られる状態って利用になります。

また、どのキャリアの公式HPにも記載がありますが、通信方式や周波数帯が一致していても、電話等ができない事があるって事にも注意が必要です。

自己責任の「SIMロック解除アダプター」

ただ、キャリアやMVNO(格安SIM会社)が動作確認をしていないですが、「SIMロック解除アダプター」というのを使えば、「通信方式はOKで、対応周波数帯は被っている所もあるスマホだけど、SIMロック解除の対象機種ではない」というスマホを使用しているソフトバンクの人は、今のスマホをSIMロック解除して格安SIM会社で利用できる様になる事もあります。

正攻法というか保証されてるわけじゃないやり方なので、機能が制限されたり、圏外になってしまったりって事があります。

また、やったからといって、全員が全員今のスマホを使えるってわけでもないので注意して下さい。
(使えたとしても一部の機能や制限がある状態での運用です。)

「SIMロック解除アダプター」の利用は自己責任的な部分がある作業ですが、ソフトバンクの人で中にはやってみたい人もいるかと思うので、記載しておきます。

SIMロック解除するかどうかのまとめ

という事で、SIMロック解除できる様になりましたが、SIMロック解除できる機種は今の所結構限定されていますし、SIMロック解除できる機種だったとしても、格安SIMは大半がドコモ回線なので、

  • auの人がSIMロック解除=音声電話(080、090番号での電話)ができず、ネットできる所も限定
  • ソフトバンクの人がSIMロック解除=音声電話(080、090)はほぼできる、機種によってはエリアがちょい狭まる

っていう状態でのスマホ利用になります。

じゃあ今の手持ちのスマホはどうすれば良いのかというと、auの人は、「mineo(マイネオ)」や、「UQ mobile」等の、au回線を提供してる所にすれば手持ちのスマホが使えます。
(それでも一部機能は制限される事はあります。)

mineo
UQ mobile

Softbankの人で、SIMロック解除対象機種の場合には(ソフトバンクのHPで確認可能)、SIMロックを解除すれば、ドコモ回線の格安SIMで充分使えます。

その端末が対応しているバンドによっては、使えるエリアが狭まったり、「最大の」通信速度(あまり関係ない)で使えるエリアが減る、とかはありますが、大抵の機種は充分に使えます。

他のSIM会社(ドコモ回線のSIM会社)にしたいauの人や、SIMロック解除できるスマホじゃなかったSoftbankの人は、SIMフリーモバイルルーターのセットを購入して2台持ちにするか、もしくは、オークションとかリサイクルショップ等で今のスマホを売って、格安SIMで使うスマホの購入費用にあてたりします。
(Wifi環境では使えるので、持っておくのもありです。が、格安SIM用のスマホにはならないので、売って次のスマホの購入費用にあてるのもアリです。)

関連「格安SIM用にスマホを新しく用意するには?

auやソフトバンクの人でも壊れた時などの理由で2年縛り中に他のスマホが必要になる人もいるので、相場はそんな安くないです。

新しくスマホを購入する事にした場合、「格安SIMで使えるスマホはどれなのか」迷う事があると思いますが、これは、「mineo」や「BIGLOBE SIM」等、自分が選ぶ格安SIM会社のHPの「動作確認済端末」で確認できます。

関連:自分のスマホが格安SIMの対応端末なのかどうかの確認方法